こんにちは! Hike×Hackのかけすけ( @kakesuke02 )です!
文章構成やプレゼンの「コツ」というものは、世界に多く出回っています。
生まれてくるのは「え、コツがたくさん? たった1つの真実見抜くんじゃないの?」という疑問。きっと、「人の数だけ真実がある」というのがたった1つの真実なのでしょう。興味深い話です。
とにもかくにも、文章やプレゼンの構成には「コツ」があるという話です。そしてそのコツは、書き手や読み手、語り手や聞き手によって、そして話の内容によっても臨機応変に姿形を変えるのでしょう。
あなたが書きやすい手法もあれば、書きづらいと思う手法も多く存在するでしょう。「コツの大海」とも言える大海原に、あなたは帆を広げて漂っているのです。
今日は、そんな「コツの大海」から私が釣り上げた、1つのコツを紹介します。気に入らなければリリースしても構いません。ですが、リリースするにはまず手元に置かなければなりません。そう、まずはキャッチです。ぜひ、1度手にとってから考えてみてください。
今日お伝えするのは、文章構成やプレゼンのコツの1つ。「PREP法(ぷれっぷほー)」という考え方です。
≪1.P・R・E・P はどういう英単語の略なのか≫
■ (1)Point
文章の「要点」、つまり結論です。
聞き手を引き込むためにも、主張を明快にするためにも、まず最初に結論を述べると良い、ということです。
■ (2)Reason
主張の「理由」です。
なぜそうなったのか。また、なぜそう考えたのか。理由を述べることで、聞き手と語り手の距離をグッと近づけることができそうです。
■ (3)Example
具体的な説明です。
結論や主張を裏付ける「具体例」や「事実」を述べることで、主張はより現実味を帯び、その説得力を増すことでしょう。
■ (4)Point
ここで再び、文章の「要点」です。
一番最初に引き続き、二度目の結論ですね。もちろん、ここでの要点は(1)の要点と同じになります。
もし、最初に「トマトは美味しいです」と言い、それを伝えようとしているのに、最後に「うどんは釜玉に限る」なんて結論づけていたら、読者にはクエスチョンマークが襲来するでしょう。
結論は大事なことです。
そのため、最初に述べた要点や主張を、理由や具体例を踏んだ上で、改めて伝えるのです。そうすれば、多くの人の頷きを得ることにつながるでしょう。
≪2.「結論→理由→説明(具体例)→結論」という流れ≫
このように、PREP法は「結論 > 理由 > 説明(具体例) > 結論」という流れで文章を構成するやり方です。
気になるのは、「最初に結論を述べて」「最後にも結論を述べる」ということ。つまり、結論を二度言うやり方なのです。
もちろん、文章構成法において、こういった「結論はまず先に述べる」「最後に再び結論」という考えはよく言われています。そのため、なにも私は「こんな方法があるらしいよ! なんて画期的なんだ!」と言いたいわけではなく、「PREP法という言葉によって、構成が想起しやすくする」ということをあなたに伝えたいのです。
文章を書く時に、「最初は結論でしょ」「んで、次は……」と逐次思い出すと、うっかり順序を逆にしてしまったり、余計なものを継ぎ足してしまったりするかもしれません。
ですが、この「PREP」という4つの文字を覚えておけば大まかな流れは4つであるとすぐにわかりますし、使われている英単語も「Point」「Reason」「Example」と、非常に意味のわかりやすいものなので、「あれ、どういう意味だっけ?」と混乱することもほとんどありません。
文章構成において大切な「結論→理由→説明→結論」という流れを、PREPという易しい言葉で覚えることができるのです。
すでに他の言葉などで記憶している方は別ですが、これまで特に意識してこなかったという方は、この「PREP法」という言葉で、文章構成の流れを意識してもよいのではないでしょうか。
≪まとめ≫
■ 文章構成の1つの手法「PREP法」
■ 「結論」→「理由」→「説明(具体例)」→「結論」という流れ
■ ブログを書く時に心がけてもよさそう。
あとがき
話の内容によって、魅力的な構成は変わります。
「PREP法」はいわゆる「道具」なのです。使いどきと、そうでないときがあるのです。そのため、すべての文章において、このPREP法を意識しようとは言いません。
あなたにはあなたに合う書き方があるはず。ちょっと立ち止まって、自分の書き方を見つめなおしてみると、新しい発見があるかもしれません。
――あなたの旅先案内人 かけすけ( @kakesuke02 )より