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≪1.「一人称」をどうしよう≫
こんにちは! Hike×Hackのかけすけです!
先日、次の記事を読みました。
ブログの一人称に惑う&ネットとリアルの人格の差 - maze713's blog
この記事で気になったのは、「ブログで使う一人称をどうしようか」という話。
人によっては、「俺」が書きやすかったり、「私」が書きやすかったり。
英語にすればどれも「I」なんだから、なんでもいいじゃん!
というわけでもなく、日本語の一人称を使う場合、書き手によって「しっくり来る一人称」があると思うのです。
たとえば、このHike×Hackでは、一人称を「私(ワタシ)」で統一しています。
これは「なんでもいいや」で選んだわけではなく、「一人称は"私(ワタシ)"にしよう!」という意志をもって選びました。
ですが、もしかしたら「私(ワタシ)」じゃない方が実はしっくり来るのかもしれません。
そこで。さきほど紹介した記事をキッカケにして、今日はHike×Hackにおける私の「一人称」について考えていきます。
≪2.いろいろ試してみる≫
「そもそも、日本語で使える一人称はいくつあるんだい?」
いい質問です!
あなたのそのキラキラした瞳は、いつだって物事の大事な部分をわしづかみにしてきますね。
わかりました。
日本語で使える一人称はいくつあるのか、お伝えしましょう!
どうやらWikipedia教授によると、日本語で使える一人称は
60個を上回るようです!
「私」や「僕」だけでなく、「おいら」や「おいどん」そして「拙者」などなど。
改めて調べてみると、想像を超える数の一人称が見つかりました。
さて、それでは「Hike×Hack」においては、それらの一人称はどのようになるのか、考えていきましょう。
とはいえ、60を超える数の一人称をすべてカバーするには、数が多すぎます。
そのため、「どれを使うか迷う一人称」ということで
・僕(ボク)
・俺(オレ)
・自分(ジブン)
・私(ワタクシ)
・私(ワタシ)
の5つを見ていくことにします。
■1.僕(ボク)
「かたすぎず」「くだけすぎず」といった印象があります。
「私」だとちょっとカタイなあ……かといって
「俺」だとくだけ過ぎだし……。
といった場合に選ばれることが多いですね。
■2.俺(オレ)
「THE・オレ」といったイメージです。
特に男性の方は、日常的にも使っている一人称だと思いますが、ブログや本などで「俺」という一人称を使っている場面はあまり見ないですね。
いわゆる「タメ語」に通じるものがあるので、自分を知らない人が見たときに、ムッとされてしまうことが多いのかもしれません。
そのため、「読者層が不特定多数」であるブログの場合「俺」を使うのは控えた方が良さそうです。
■3.自分(ジブン)
普段は「私」などを使っていても、文章の状況などによっては「自分」を使うことがあると思います。
たとえば、「みなさんはどんなアプリが好きですか? 自分は○○が好きです」といったように、「自分」という主語を強調するときには、一時的に「私」などに上書きができそうです。
しかし、普段使うような「私」などと同じように使う場合
「自分はかけすけといいます」といった具合に使うのは、「私」や「僕」に比べると違和感が生じるかな、と思います。
例文で挙げると「別にいいんじゃない?」と思えそうですが実際に「私」「僕」などの主語をすべて「自分」に置き換えてみると、違和感がわかりやすいです。
■4.私(ワタクシ)
音が4つあります。
「僕」「俺」は音が2つ。
「私(ワタシ)」は音が3つ。
そしてこの「私(ワタクシ)」は4つです。
一人称は文中でよく使われる言葉ですから、特に「私(ワタクシ)」を使うことにこだわりがない場合は、「僕」や「私(ワタシ)」を使ったほうが、文章のテンポがよくなる気がしますね。
私は日常生活において「私(ワタクシ)」を聞く場面が「私(ワタシ)」に比べて少ないので、どうしても3つ目の「ク」につっかかりを感じてしまいます。
■5.私(ワタシ)
一言でいえば、「フォーマル」ですね。
場合によっては「よそよそしい」「そっけない」といった印象も受ける言葉ですが、基本的にはどのような場面でも通用する一人称です。
一人称の「安牌」とも言えるでしょう。
≪3.Hike×Hackにおける一人称の決定≫
さて、これまでに5つの一人称を見てきました。
改まって考えてみましたが、Hike×Hackで私にしっくり来るのはやっぱり「私(ワタシ)」でした。
「僕」との二択で迷ったのですが、よりフォーマルな「私(ワタシ)」を選ぶことにしました。
昔からパソコンで論文や文章を書くときに「私(ワタシ)」で書くことが多かったので「慣れ」でもあるのでしょう。
私は「私」を使うのが書きやすいです。
そのため、これからもHike×Hackでは「私(ワタシ)」を使います。
とはいえ、一人称は個人によって相性が大きくわかれるものなので、「僕」にしても「私(ワタクシ)」にしても「俺」にしても、「ダメだよ!」というわけではありません。
自分のブログや、書くときの「しっくり感」などを考えながら、あなたにピッタリ合う一人称をみつけることができたら。
「自分」を発信していくブログにおいては、その一人称を使うのが一番だと私は思います。
≪まとめ≫
・ブログで「自分」を発信するために、「一人称」は大切。
・一人称は数多くある。自分と、自分のブログに合うものを選ぼう。
・Hike×Hackを書いていてしっくり来るのは「私(ワタシ)」。
あとがき
ブログでは「私」を使いますが、TwitterなどのSNSにおいては、まだ「私」と「僕」で迷っています。
もういっそTwitterでは「おいら」とか「我」にしちゃいますかね。
参考記事
■ブログの一人称に惑う&ネットとリアルの人格の差 - maze713's blog